10万円台で買えるノートPC、仕事用に最適な3機種を比較した

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去年の秋、仕事用のノートPCを買い替えました。予算は「できれば15万以内、絶対に20万は超えない」という縛りで、3週間かけてThinkPad・MacBook Air M3・Surface Laptopを実際に家電量販店で触り比べ、最終的にMacBook Airを選んだ経緯を書きます。

仕事内容はドキュメント作成、Web会議、軽めのプログラミング(Pythonスクリプト程度)、スプレッドシート管理が中心。3Dレンダリングや動画編集の重い処理はしません。同じような用途の人には参考になると思います。

ThinkPad X1 Carbon(約15〜20万円)

Lenovoのビジネスフラッグシップ。IT部門がある会社で法人支給されているのをよく見かけるあれです。実際に量販店で触って「さすがだな」と思ったのはキーボード。あの独特の打鍵感は本当に良くて、長文を書く人には他の追随を許さないレベルです。

2.5kg以下の軽量モデルもあり、天板を「1本指で開けられる」という剛性の高さは持ち運びで安心感があります。7段階の衝撃テストをクリアしているというのは伊達じゃなく、鞄に放り込んで移動するスタイルには向いています。

ただ気になったのはディスプレイの選択肢。標準の14インチFHD(1920×1200)は仕事には十分ですが、MacBook Airのディスプレイと比べると画面の鮮やかさで差がある。デザイン系の作業をするなら物足りないかもしれません。

Windowsの安心感、企業でのサポート体制、ExcelやWordのネイティブ動作を重視するなら、ThinkPadは本命です。特に法人利用や、会社のシステムとの互換性が必要な環境ではMacより選びやすい。

向いている人:ガチのビジネスパーソン、キーボードフリーク、Windows環境から離れられない人

MacBook Air M3(15万9800円〜)

僕が最終的に選んだのがこれです。M3チップ搭載の13インチモデル、メモリ16GB、ストレージ512GBで購入しました。

使い始めてまず驚いたのがバッテリーの持ち。カタログスペック最大18時間という数字を見て「どうせ半分くらいでしょ」と思っていたら、実際の使用でもフル充電から10時間以上普通に使えます。朝充電して夜まで充電器を一度も繋がないで仕事できる。これがどれだけ快適かは使ってみないと分からない。

ファンレス設計なのも地味に大きかった。深夜に静かな部屋で作業しているとき、ファンの音がゼロというのは集中力に影響します。M3チップの発熱が少ないのでファンなしでも十分冷えており、Pythonスクリプトを走らせながらZoomしても発熱でパフォーマンスが落ちる感覚はありません。

Liquidレティナディスプレイは2560×1664の解像度で、長時間見ても目が疲れにくい。エクセルの数字をにらむ作業が多い僕には、ここの差が効きました。

デメリットとしてはUSBポートが2つしかなく、外部モニターに繋ぎながら充電しながら外付けHDDを繋ぐという状況ではドングルが必要になる。あと、会社のWindowsシステムに依存した業務がある場合はBootcampが使えないM3では対応が複雑になるケースもあります。

向いている人:バッテリー持ちを最優先したい人、プログラマー、デザイナー、AppleエコシステムユーザーiPhone/iPadとシームレスに連携したい人

Surface Laptop 5(約15〜18万円)

Microsoftが自ら作るWindowsノート。量販店で触ったとき「なんでこんなに軽いんだ」と声が出ました。1.27kgという数字以上に軽く感じる不思議な体験でした。

アルカンタラ素材のパームレストは触感が他と全然違います。プラスチックでもアルミでもない、布のような質感。長時間の作業で手首が疲れにくい気がしました(主観的な感想ですが)。

ディスプレイはPixelSenseというMicrosoft独自の技術で、タッチ操作に対応。13.5インチで2256×1504の解像度。縦長のアスペクト比3:2は、Webページやドキュメントを見るときに1ページが広く見えて作業効率が上がる感覚があります。これは割と大事な差異で、16:9に慣れた目にはかなり新鮮でした。

気になった点はバッテリーの持ちがMacBook Airに比べると一段劣ること。カタログ値は17〜19時間ですが、実際の使用では7〜8時間程度という印象でした。頻繁に外出する人は充電器を持ち歩く習慣を前提にする必要があります。

Windowsの自然な動作、スリムなデザイン、タッチ対応ディスプレイを組み合わせたい人には最良の選択肢の一つです。

向いている人:スリムさと軽さを重視する人、タッチ操作を使いたい人、Windows前提だがデザインも妥協したくない人

3機種を並べると見えてくること

同じ「10万円台の仕事用ノートPC」でも、優先するものによって選ぶべき機種が全然違います。

キーボードと耐久性で選ぶならThinkPad。バッテリーと処理性能のバランスで選ぶならMacBook Air。軽さとタッチディスプレイで選ぶならSurface。どれも一定の完成度があって「これは駄目」という機種がありませんでした。

迷ったときのアドバイスとして、量販店で最低30分は触ってほしいです。スペック表では見えないキーボードの感触、画面の見え方、重さの体感は実物で確かめるしかありません。僕は3機種それぞれで実際に自分のよく作るドキュメントをタイピングして確かめました。

MacBook Airを選んだ後悔は今のところゼロです。ただ、Windowsに慣れた環境の人がMacに移行するコストは過小評価しないでほしい。僕は1ヶ月くらい「ショートカットが違う」「右クリックの感覚が違う」とじたばたしました。その学習コストを払っても余りある快適さがMacにはある、という判断をした人向けです。

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